大江戸線延伸に伴う補助230号線工事現場での埋蔵文化財の発掘調査

2019年に入り、補助230号線の整備工事も、次の区画へと移行しています。

土支田通りから、外環自動車道手前の白子川までの道路用地については収用済みで、あとは白子川から外環自動車道までの百メートルほどの区間に残る数軒の収用が終われば、大泉学園町方面から笹目通りまでの一直線の道路が開通します。

2019年に入ってから、花壇の撤去工事などが始まりました。

また併せて、2019年2月から11月の予定で埋蔵文化財の発掘調査が行われています。

もともと白子川流域一帯は、石器時代から集落が点在する住みやすい地域でした。

隣接するお寺の一部を含む、このあたりでは、以前から石器時代や縄文時代の土器などが出土していたそうです。また、練馬区内でも数少ない縄文時代早期の住居跡が見つかっている場所とのことです。

この大江戸線延伸予定地は白子川を見下ろす高台にあり、付近一帯を一望できる素晴らしい眺めの場所です。

この発掘現場については、工事開始が少しあとになりそうですが、この先の外環自動車道に近い区画では、工事用資材が搬入され、すでに工事用車両が作業を始めています。

外環自動車道と関越自動車道が交差する、比丘尼橋付近の工事の時も、埋蔵文化財の調査で、工事が若干の影響を受けました。

しかし、埋蔵物の調査をもれなく正確に実施することは、文化財保護の観点から大変重要なことです。

かねてより、ここに埋蔵物が埋まっていることはわかっていたことなので、計画にも当然その影響は織り込み済みと思われます。

ここ数年で地価がピークを迎えているなか、これから地価が下降局面に入れば、土地の収用も進めやすくなるのではないかと想像します。

外環自動車道から光が丘まで一直線の道路が出来ると、目白通りを通らなくても、大泉学園町から笹目通りまでスムースに出ることができます。

都営地下鉄大江戸線の延伸も重要ですが、大泉学園町内の狭い歩道を歩く歩行者の安全性を考えると、補助230号線の早期開通は、より重要であるように思います。

大江戸線大泉学園町駅までの延伸で駅近物件価値が上昇する