BMW 116i 1シリーズ最後のFR

なぜBMW116か

維持費の安い軽自動車を初めに探してみたのですが、ジムニーも、s660も、n oneも、アルトワークスも高いし、普通の軽自動車でも同じようなことを考える人が多いためか、決して安くはない。維持費は安くても、本体が高い。

うちは5人家族だし軽自動車は予算的にも無理かと思い、ハッチバックの1000ccくらいの五人乗りコンパクトカーを探すものの、良いと思う最近の車は車体が大きくて、みんな3ナンバー。

ならばレンタカーで乗った時によかったFITかデミオあたりが良いかもと思ってはみるものの、それほど安いわけでもなく。結局、いつも車検でお世話になっているヤナセのサイトを見ていたら、中古のベンツが安い。

外国車と言うといまだに良く壊れる印象があると思いますが、そんなことはなく、欧州などでは二十万キロ以上乗った車が、結構普通に売買されています。

BMWで働いていたのに一度もBMWを買ったことがないのもどうかと思い、BMWのサイトを探してみると、BMW本社のサイトには載っていないのに、カーセンサーには載っている、BMWディーラーのクルマを発見。

駆け抜ける歓び

最新モデルはとうとうFFになってしまいましたが、これは先代モデルで116スタイル。

FRの8速ATで直噴エンジンのDOHCターボ。

エコモードと通常モードとダイナミックモードと燃料の噴射プログラムを走行中に変えることができます。

首都高ではエコモードで走るとエンジンブレーキがほとんど効かないので結構怖いことがわかり、ずっと通常モードを使用。

燃費は大体リッター14ー16キロ。ジムニーよりも燃費は良いと思います。

普段はエコモードで走っていますが、高速道路の坂道や一般道の峠道などへ行った時は、時々ダイナミックモードにスイッチを切り替えます。

すると瞬時に車の性質が変わります。同じ車とは思えないパワーを発揮してくれます。

すっかり惚れ込んでしまいました。

1年で1万キロ

日ごろ車に乗ることはほとんどないのですが、この一年の間は、時々車に乗りたくなって、何度か遠出のドライブへ出かけました。

別荘のある新潟まで何度か走りましたし、夏には能登半島を回って、飛騨高山まで足を伸ばして、1週間ほどで千キロ走ったこともありました。

普段エコモードで走っている時は、燃費の良い優等生ですが、峠道で遅い車が道を譲ってくれた時などは、ダイナミックモードに切り替えて、アクセルを踏み込むと、その瞬間からスポーツカーに変身。

FRなのでテールが流れることもなく、くるくると車体の中央部を中心にして、安定してカーブを回ってくれます。

軽いホットハッチが好きで、ずっとFFの車ばかりに乗ってきましたが、FRが車の基本形なのだということを、このBMW116iに乗るようになって、理解できました。

しばらくは楽しいこの車に乗り続けたいと思っています。