現地通貨への両替は銀行のキャッシュカードがあれば良い
空港ATMで引き出し
新しい国につくと、まずしなければいけないのが通貨の調達だ。大抵の場合、両替はその国の街の中へ近づけば近づくほど交換レートが良い。でも、街中まで行かなくても、銀行のATMからお金を引き出すことができれば、街中の両替商よりも良いレートでお金を引き出すことができる。
以前であれば、空港で五千円から一万円位のお金を、当座必要な地元の通貨に両替する必要があった。その程度の現金があれば、市内までの交通費と最初の日の夕食分ぐらいはなんとかなったからだ。
ところが、今では日本の銀行のキャッシュカードで海外のATMからお金を引き出せるようになった。従って、あまり深く考えずに現地通貨を必要なだけ、必要なときに引き出せば良い。マレーシアであれば、とりあえず五千円分の現地通貨のリンギットでもあれば、初日としては充分だろう。
初日は空港内のATMで日本の銀行のキャッシュカードを使って引き出した。その後市内のATMで同じように現地通貨のリンギットを引き出した。
一度使い方を覚えてしまえば、特に難しいものでもない。銀行によってレートが違うのかもしれないが、いちいちそこまでは確認していない。いずれにしても、現金を両替屋さんで替えるよりも、レートは良いのだ。
銀行によって為替レートも、手数料も変わってくるので、日本のどの銀行のキャッシュカードを持っていくかは検討した方が良い。傾向として日本の大手銀行のキャッシュカードはレートが悪い。
私は日本のネット銀行のキャッシュカードをいつも使っている。様々な外貨預金ができて、かつその口座から直接現金を引き出すことができるので大変便利だ。
クレジットカードのキャッシング
他にも、クレジットカードのキャッシングサービスを使う方法もある。
ただ、クレジットカード会社で働いたこともある立場で意見を言えば、キャッシングはお金を借りたことになるので、履歴としてはあまり良くない。海外でのキャッシングについては、国内のキャッシングとは異なる判断を下すのではあるが、使わないほうが懸命だ。
もちろん、緊急時には致し方ない。キャッシュカードが使えなかった場合に備えて、海外でキャッシングサービスを受けられるクレジットカードを複数枚は持っていくべきだろう。
今回は短期間であったので、空港で二、三万円替えればそれで足りるだろうと考えていたが、空港のATMが問題なく使えたので、結局手持ちの日本円の現金を一度も現地通貨に替える事はなかった。
強盗に渡す分を少し用意する
キャッシュカードとクレジットカードをいくつか持っていれば、現金をそれほど持ち歩かなくても良いだろう。ただ、いざというときのためには、やはり日本へ帰国できる程度の現金は持っていたい気もする。
現金を持ち歩く事は盗難などのリスクを持ち歩くことにもなるので、あまりお勧めできない。ただ全く持っていないと、強盗にあったとき、命を代わりに奪われかねない。渡すことができる程度の現金はあった方が良いとも思う。
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