プライオリティーパスの会員になってプラザプレミアムラウンジを利用する

KLIA1のラウンジ

   到着したら、まず会員になっているプライオリティーパスのプラザプレミアムラウンジで、夕食をとってから市内に入ろうと考えた。なぜなら、夕食代がかからずに済むからだ。

   プラザプレミアムラウンジとは、香港のラウンジサービスの会社が世界中で展開している空港のラウンジサービスのことだ。

   日本の航空会社のカード会員になっていると、その航空会社のラウンジが利用できたりするが、特に頻繁に飛行機に乗るわけではない私の場合は、利用できる機会が全くない。

クレカ会員なら会費に含まれる

   クレジットカードによっては、自動的にプライオリティーパスの会員になることの出来るものがある。

   この資格だけを得ようとして、個別に入会すると、数万円の年会費がかかるので、一般的にはクレジットカードの会員になって、利用するのが自然だ。

   短距離の移動であれば、特にこのようなサービスを利用する必要もないが、長距離の移動で、乗り換えをしなければならない場合、空港内で長時間も待つ必要がある。

   その時に、待合室内で、荷物を気にしながら、ずっと席に座り続ける事は、かなりのストレスになる。ところがプライオリティーパスを持っていると、静かで落ち着いたラウンジの中に入ることができる。

 ラウンジにはシャワーやトイレがあり、また、USBを使ってスマホの充電などもできる。

   また  料理や飲み物も提供されるので、慌ただしく人の行き交うレストランなどで食事をするよりも、落ち着いた時間を過ごすことができる。

   このラウンジサービスを受けるために、私は年会費二万円のクレジットカードの会員になった。

 年会費無料のクレジットカードも多い中、二万円の年会費は高額だが、クレジットカードはそのサービスを使いこなすことさえできれば、年会費分以上のメリットはあるものだ。このカードには、海外旅行保険も付いているので、年に二、三回海外へ出かけることがあれば、元は取れる計算となる。

   クアラルンプールの場合、KLIA1であれば、入国審査を行う前のターミナルの中にそのラウンジはある。

   従って、到着したあと、入国手続きをする前に、そのラウンジを発見して、たどり着かなければならない。

   何しろ初めての空港なので、キョロキョロとあたりを見回すが、それらしいものは見当たらない。

   散々歩き回ってたどり着いてみれば、何の事は無い、最初に上ってきたエスカレーターの脇に入り口があった。

 私はそこを右手に曲がり空港内を一周して最終的にもとのエスカレーターへ戻ってきたところでやっとその入り口に気がついた。焦っているとおかしなことをやらかす。

   ラウンジの中は結構混雑していた。ちょうど夕刻の時間で、飛行機が多数発着する時間帯なのだろう。

   混雑してはいたが、入り口に入ってすぐのところに、一つだけテーブルと椅子が空いていたので、そこにスーツケースを置き、席を確保した。そしてすぐに食べ物が並んでいるところへ向かった。

   時間もかけていられないので、そこにあったスパゲティーとサラダを皿の上に山盛りにし、オレンジジュースをグラスに入れ、すぐに確保した席へ戻り、食べ始める。ビールも無料で飲み放題なのだが、これから市内へ移動するので、今回は我慢することにする。

   到着したときには、明るかった空が少しずつオレンジ色に変わってゆく。

   ホテルの部屋は、予約してあるので、焦る事は無いのだが、このような時は、余裕なく慌てて食べてしまう。

   目の前に不確定なことが待っていると、どうしても気がそちらに向かってしまう。

  食事が取れたおかげで、焦ることなく市内に向かうことができた。食事が終わっていないと、はじめての土地でレストランを探して右往左往することになる。手持ちの現金も少ない中では、気ばかりが焦る。

 ラウンジは出発前に時間を潰すところとして使われることが多いと思うが、到着時に市内へ出発する前に準備場所としても有効だ。

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