週休四日、週三日勤務の仕事の仕方
週三日勤務を始めて一年半が過ぎました。
とても快適です。
でも、週三日だと休み明けが少しだけ億劫になります。
そこで、時々週四日働きます。
部門長なので、仕事の仕方は自分で決められます。これが人に指示されてということだと、少し変わってくるかもしれません。
もちろん部門長でも、さらに上の取締役や社長などにはいろいろと指示を受けますが、一番上の人たちの指示は大体の方向性を示すことが多く、具体的な方法については一任される場合がほとんどです、その点は管理されて働く人たちとはかなり違うかもしれません。
私は一つの会社でずっと辛抱してきたタイプではないので、社員、契約社員など様々な立場を経験してきました。
管理する側の能力というものもあって、あまり段取りのうまくない人の下につくといらいらします。しかし、今までこの人はすごいな、と思った人は数えるほどしかいませんでした。ほとんどの場合は、苦痛を感じながら修行僧になったつもりで仕事をしていました。
そんな経験から私はどんな時でも出来るだけフラットに人と対するようにしています。
明日突然管理職からスタッフになっても、普通に働けるように、偉そうな態度は取らないように心がけています。
ずっと長い間下積み生活を続けて出世したような人の中には、極端に横柄な人を見かけることもありました。でも、私が年をとったせいでしょうか。それなりに丁重に扱ってもらえるようになったことを感じます。
従って、週三日で仕事をうまく回すには、自分の裁量が大きいことが、条件になるかもしれません。人からあれこれ指示されるポジションだと、結局無駄な動きが多発して、効率性を著しく下げます。
逆に定型的な仕事も週三日勤務に適しているかもしれません。決められたことを黙々と行う仕事。これも自分のペースで進めることが出来ます。
一番向いていないのは、プロジェクトマネジャーかもしれません。
PMは人と人との間を取り持つのが仕事なので、週三日ではメンバーのリクエストにすぐに応えられなくて、不満が噴出するように思います。
週三日で働くと、長時間労働になりがちです。
五日分の仕事を三日で行おうとすれば、一日あたりの時間を増やすしかありません。
幸いテレワークが導入されたので、毎日一、二時間多く働いたとしても、それほど苦痛ではありません。通勤に比べれば仕事をしている方がまだマシです。
週三日で回すための大事なこつは、休みの日には仕事をしない、ということです。
事前に周知しておくことは当然ですが、例え上席の方からの連絡であったとしても、基本的には既読スルーに徹すること。そうすれば、この人は休みの日には働かない人、という理解が浸透していきます。逆に休むと言っていたのに対応してしまうと、休みの日でも仕事をしてくれる人、ということになってしまいます。
社長から連絡が入っても既読スルーでいられる人は、そう多くはないと思いますが、私は常にいつやめてもいいや、という気持ちでいることによってそのような態度を保持しています。
仕事がなくなると困るのは、皆さんと同じですが、一度死にかかって三途の川まで行ったことがあるので、仕事がないことくらいでは、困ることは困りますがあまり動じません。
そう考えると、週三日で働くために一番大切なことは、いつやめても良いと思える気持ちを常に保ち続けること、なのかも知れません。