カフェイン中毒に気がついた

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カフェインをとることに問題はあるのか

コーヒー、紅茶、コーラを四十年以上飲み続けてきました。小学生の頃からずっとです。

最近カフェインレスやデカフェなどと書かれた飲み物を目にするようになりました。

しかし、ことさらカフェインでなにか体に問題が起きる、という意識は持ちあわせておりませんでしたので、せっせと、コーヒー、紅茶などを飲んでおりました。

こどもがカフェインを飲むと良くない、授乳中のお母さんは赤ちゃんに飲ませることになるのでやめたほうが良い、ということは聞いたことがあります。

しかし、食後にお茶を飲むことは日本人の習慣だと思いますし、英国人のアフタヌーンティーも有名です。からだに悪いことであれば、お酒やタバコのように、やめたほうが良いと、言われると思いますが、そのような話は、あまり聞こえてきません。

東海道歩きの18日間コーヒーを飲まなかった

昨年、東海道五十三次を日本橋から京都まで、18日かけて歩きました。

その間、コーヒーをほとんど飲みませんでした。数回、朝食でセットになっていたときに、飲んだ記憶はあります。しかし、朝だけです。

日中は暑いので汗をかくと、コンビニでスポーツ飲料を飲み、夜はホテルでビールを飲む。その繰り返しでした。

普段、仕事中はコーヒーを一時間に一杯ペースで飲んでいました。一日六、七杯は飲んでいたと思います。なので、東海道歩きをしている期間は、いつもの生活と比べれば、ほとんど飲んでいないに等しい状況でした。

東海道を歩き終えて、家に帰ったあと、そう言えばコーヒーが飲みたくならないな、ということに気づきました。

このとき、生まれてこの方感じたことのない、体の軽さを感じました。これは、体脂肪が減って体が軽くなったからだと思いました。そして、コーヒーを飲みたくならない気分とともに、プラスの感覚として私の記憶の中に残りました。

しかし、東京に戻ってからはまた元通り。ちょっと一休み、というときには必ずコーヒーか紅茶を飲む、という習慣の中に、戻っていきました。 

新聞でカフェイン中毒の特集を読んだ

つい先日、カフェインのとりすぎが体に良くない、という記事を朝日新聞で読んで、試しに飲むのをやめてみようと思いたちました。

と言っても、思いつめたものではなく、ふと思ったのです。

そう言えば、東海道から帰ってきたあと、体がスッキリしていたな、と。

木曜日に朝日新聞の記事を読んで、その翌日の金曜日、ふと「カフェイン断ちをしてみよう」と思ったのは、お昼過ぎでした。朝食後にコーヒーをいっぱい飲んだだけだったので、「ちょうどいいからこのまま始めよう」と、コーヒー、紅茶を、その時から、とりあえず、飲むことをやめてみました。

無意識にコーヒーへ手が伸びる

翌日の土曜日、朝食後、いつもの習慣で、気がつくと、ドリップコーヒーに手が伸びていました。

いかんいかん。

そのまま元の場所にしまいました。

でも何か飲みたい気分でしたので、代わりに浄水器の水をコップに入れて、レモン汁を垂らしたものを飲むことにしました。

実は今回、全くの事前知識なしにカフェイン断ちをはじめました。

何が起きるか知らないまま、ふとした思いつきで始めたのです。(Just do it !)

なので、大抵の場合に、頭痛が起きるということも、まだその時点では知りませんでした。

はじめはインフルエンザを疑った

胃はムカムカするし、頭はガンガンするし、なんだか調子の悪い朝でした。

こどもの入試の直前の時期でしたので、もしもインフルエンザであれば、うつしちゃいけないと思い、試しに熱を測ってみましたが、35度4分しかありません。

熱が出ていないことを除けば、症状はインフルエンザにかかっているような気分です。

頭はガンガンするし、胃はムカムカするし、だるいし。

「もしかすると、インフルエンザかもしれないから、近寄るなよ」とこどもに話すと、

「それ、カフェイン中毒だよ」と言います。

実は朝日新聞の記事を、切り抜いて、トイレに貼っておいたのです。

夕食の後、いつもは必ずコーヒーを飲むのですが、前の晩は、飲まずに家族にもカフェイン断ちを始めたと話していました。

「なんでわかるんだい?」と聞くと、

「何度もカフェイン断ちをしているからわかるよ。頭が痛くなるから、少しずつ減らしていかないとダメなんだよ」と言います。

眼精疲労の症状と思いこんでいた

検索してみると、すぐにカフェイン中毒の記事が出てきました。

頭痛、胃痛、だるさ、倦怠感などの症状が出るらしい、と。

私は目が悪く、小学生の頃から眼精疲労による頭痛に悩まされていました。

最近はそのようなことも起きなくなっていたのですが、度の合ったコンタクトレンズを使用しているからだと思っていました。

しかし、この痛みで思い出したのです。

この頭痛は、眼精疲労だと思っていたときの頭痛と、同じものだと。

つまり、私が眼精疲労だと信じ込んでいた症状は、おそらくカフェインの禁断症状だったのです。

眼精疲労には、ブルーベリーが良い、ビタミンBが効く、などと言われていますので、錠剤をいつも持ち歩いて、頭が痛くなると、ビタミン剤を飲んでいました。

しかし、錠剤はいくら飲んでも効くことはありません。少し多めに飲んでも効果なし。

でもそれは、私の場合、ビタミン剤のとりすぎで、体が慣れてしまっているからだ、と思っていました。

しかし、栄養ドリンクだとよく効くのです。外出中に頭が痛くなると、錠剤がなければ、栄養ドリンクの自動販売機を探して飲んでいました。

飲んでしばらくすると、必ず頭の痛みが引くので、たっぷりはいったビタミンBのおかげだ、と思っていました。

でもこれは、今になって思えば、栄養ドリンクに含まれる、カフェインの効果だったのかもしれません。このとき、三十数年来の謎が解けました。

ビタミンBへの信仰の呪縛が一気に解き放たれ、今まで何をしていたんだろうと、一瞬ぼうぜんとした気分になりました。

試しに家にあったコーラを飲んでみた

そうは言っても、ここ三十数年来の信仰を、そうやすやすと手放せる気分にもなれません。まずはいつもどおり、総合ビタミン剤を飲んでみました。しかし、飲んで一時間、二時間たっても効果はありません。一向に頭の痛みは治りません。

そこで冷蔵庫に残っていたコーラを二口飲んでみました。

しばらく痛みはそのままでした。しかし、十数分たった頃からでしょうか。痛みがひきはじめ、30分後には、すっかりと良くなっていました。

治ってしまった。

ここではじめて私は自分がカフェイン中毒であることを自覚しました。 

眠い

土曜日は頭がいたいので、昼食の後、すぐに昼寝をしました。そのまま夕方まで寝たあと、食事をして、テレビを見始めたのですが、あまりにも頭痛がひどいので、すぐにベッドへ。あれだけ日中寝たのに、夜の八時から翌朝七時まで、ずっと寝ていました。

日曜日も頭痛が続き、たまらなくなり、また一口、コーラを飲みました。

するとまた、頭の痛みが引きました。

これでカフェイン中毒になっていることが確信に変わりました。

それでも少しずつは効果が出てきたのか、痛みもずっと続くというよりは、ある程度の周期で襲ってくる、という形に変わってきました。

ネガティブマインド全開

一つ困ったことは、ネガティブな気分になることです。

私は超楽観的な人で、ネガティブなこともたいてい、ポジティブな内容に変換して、プラスの形で消化するのですが、カフェインを取らないこの期間、とにかくネガティブ一色。灰色の人生、といった感じでした。

これはカフェインの影響だ、と思えるので、マインドをリセットして、プラスに意識を持っていくことができていますが、人はこんなにも落ち込むのかと、軽いショック状態です。人は化学物質の影響を、色濃く受けていることを、強く実感しました。 

これから

今日で7日目となりましたが、まだときおり頭痛が発生します。でも、カフェインのせいだとわかったので、不用意にカフェインを取ることは控えています。

東海道を歩き終わったあとのすっきり感が、とても快適だった印象があるので、しばらくのあいだは、このまま続けてみようかと思います。

実生活上は、例えば訪問先でお茶が出たりすることもあるので、全くカフェインを取らないということは難しいと考えています。

あまり無理せず、気ままに、出来る範囲で続けてみるつもりです。

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