歩く 東海道五十三次 Day-1 直前準備
出発用の荷物
出発用の荷物の準備が出来たので、背負って試しに都内を二十五キロ歩いてみた。愕然とした。重くて歩けない。重さは九キロに増えていた。水も一リットル持ったので、合計十キロくらいか。富士山や八ヶ岳を登ったときには、さらにガスストーブ、そのためのカートリッジや食料品も持っていたから、もっと重かったはず。でも、今の私の体は、十キロの重さの荷重には耐えられなくなっている。子供たちよりも二十キロも重い体を毎日動かしているのに、妙なものだ。
幸い妻にも来てもらっていたので、重すぎる持たなくても何とかなりそうな分は、ザックから抜いて、妻のデイパックに移した。
持ってもらったのは、ガイドブック、雨具、水、バッテリー。事前にはかりで測ってみたときは、ガイドブックが七百グラム。雨具が八百グラム。バッテリーが四百五十グラム。水が五百CC。これらを持ってもらって、ようやくなんとか歩けるくらいの重さだ。直前にもなってさあ困った。
グラム単位で削減
東海道五十三次歩きも、通しで歩くとなると、いろいろと荷物が増える。週末や休みを利用して、距離を伸ばしていく場合は、荷物も少なく済むだろう。しかし、連日歩く場合、洗濯ができないこともあると考えれば、着替えなどがどうしても必要になる。
しかし、荷物が増えすぎて、疲れて予定が狂うようでは困る。小さなものまで、グラムを計り直してみた。
下着を減らし、雨具はかさだけにし、ポンチョの代わりに、防水スプレーをかけたウィンドブレイカーに変えた。
細かくグラム単位で調整した結果、五キロちょっとにまで減量することが出来た。
本は電子化
一番困るのは本だが、必要なページをスマホで撮影して持っていくことにした。早くキンドル版を出して欲しい。電子書籍なら、重さが関係なくなる。東海道に加えて、中山道も持って行こうとしたので、かなり重くなってしまった。
困ったのが、足のマメだ。足の裏に滑り止めのゴムが付いている五本指ソックスを買ってみたのだが、かえってそれが原因でマメができてしまった。インナーソールもオリジナルに戻した。靴下はいつものやつで行く。
いよいよ出発だ。あとは全て現地調達。なるようになる。こんなことが楽しめる、今の環境を幸せに思う。
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