著作権
むかしむかし、衛星テレビ局で番組制作の仕事をしていたことがありました。映像は自社で入手したものを使用するので、ほぼ著作権はクリアしていますが、音源については、独自のものを使いたい。でもこれが結構難しいのです。
今もありますが、著作権フリーのCDというものが、既にその頃から映像業界にはあって、それを会社で購入し、その範囲で映像にかぶせる、といったことをしていました。
しかしながら、製作者としてはやはり流行りのものを流したいと思うもので、そのようなときには、タイアップでいただくCDを使ったりしておりました。
レコード会社(今はなんというのでしょう)から、売り出したいアーティストのCDを営業部門が頂いてきて、制作部側に配ってくれるのですが、中には結構有名なアーティストのものが混ざっていたりして、いろいろと楽しむことができました。
放送局が使用する場合には、売上の1%をJASRACに支払う(←不正確です)、といった契約を結び、その取り決めに従って使用していればよいのですが、個人の場合には、どうなるのか。このあたりは結構ややこしくなりそうです。
その後、保険会社の法務コンプライアンス部で働いていたこともありますが、保険会社で、知的財産権(著作権)を扱うことなどほとんどありません。
雑誌に記事を書くときには、出版社側でチェックするので特に心配ありませんが、ブログや電子書籍の場合には、すべて個人に責任がかかってくるので、知らないと恐ろしいことになりそうです。
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知的財産権についての法律は昔から存在していますが、ネットの時代に、それをどのように解釈して、運用されているのかを知るためには、やはり、実例を知るのが一番です。なので、ちょっと勉強してみようと思います。