東京港区に住むなら賃貸マンションがおすすめ 子育てしやすい港区



2008年から2018年で東京港区のマンション価格は約30%上昇

つい最近まで港区に住んでいました。自然豊かな練馬区は、空が広くとても住みやすい場所ですが、港区の便利さも捨てがたいものです。

子どもたちは港区の小中学校へ通っていたので、ときどき当時の便利さを懐かしがります。

大使館に住むクラスメイトの家に遊びに行ったり、フェラーリが何台も置かれている家に遊びに行ったりと、港区ならではの経験も出来たようで、子どもたちも珍しい経験ができて良かったかなと思っています。

港区の不動産価格が、ずいぶんと高くなったので、その家を売って練馬区に引越しました。練馬区に引越したのは、もともと練馬の住人だったからです。

十年前に港区の家を買った当時、同じく練馬区でも家を探しました。当時は練馬区の一戸建てと、港区の2LDKのマンションが同じくらいの値段でした。

練馬区の一戸建ては4LDKで100平米以上。港区の2LDKのマンションは60平米程度と、広さは倍近く違います。従って正確な比較とはなりません。

ちょうどいいサイズの一戸建てと多少狭くても住むことができるサイズのアンバランスな比較になりました。

部屋が増え、面積が広がると、余計な荷物も増えるものです。

わが家の場合、別にリゾートマンションもあったので、捨てたくないものはそちらに置けば良いと考えて、狭い港区のマンションに引越しました。

港区には八年住みましたが、十年前の練馬区で売られていた新築の一戸建ての値段と、十年後の現在の練馬区の一戸建ての値段はほぼ同じ水準。

一方、港区の分譲マンションの場合、二、三割は値上がりした印象です。

練馬区は実際に住む人のみが購入する実需が中心であるのに対して、港区の場合には、海外の投資家などが投資用として購入することも多いからだと思います。

当時6000万円くらいの部屋が、八年後には7000万円くらいですから、八年間のローンの返済効果分を考慮に入れると、おおよそ三割くらいは儲かっている計算になります。 

2019年の港区は買うより借りるのがおトクで安心

いま、港区白金や高輪で50平米台のマンションは家賃20万円以下で借りられます。よく探せば16万円くらいからあります。2LDKであれば、夫婦と小さな子供二人くらいまでなら、問題なく住むことが出来ます。

古くても内装がリフォームされていれば、新築と使用感はそれほど変わるものでもありません。

いま新築で五十平米2LDKのマンションを白金で買うと、価格は8000万円ほど。金利2%の25年ローンで月34万円の支払い。

築二十年弱の中古マンションだと、価格が6000万円前後。これを金利2%の25年ローンで購入すると月26万円ほどの支払い。

変動金利だと、1%を切るものもあるようですが、今後の金利上昇を考慮した場合、固定金利で考えたほうが良いでしょう。

分譲マンションと賃貸マンションでは、その内装のグレードは大きく異なります。特に港区の分譲マンションは必要以上に豪華に作られているところがあり、それもあってお値段が高めです。

賃貸マンションの方は、割と質素ですが、そこに住む、ということだけを考えれば、特に問題のあるレベルではありません。

新築8000万円、金利2%の25年ローンだと月34万円。一方、築三十年だけれどもリフォームされている賃貸マンションだと月20万円で住むことが出来ます。

今後起きるかもしれない、物件価格の下落リスクなども考えれば、いまの港区は賃貸マンションを借りて住むほうがおトクなように思います。

家賃20万円以下の3LDKは少ないが探せばある

港区の賃貸マンションを検索サイトで探してみると、普通のサラリーマンでも手の届く、家賃20万円以下の3LDK 以上のマンションが極端に少ないことがわかります。

これはもともとの住宅価格が高いため、賃貸の場合の家賃設定がどうしても高くなることが原因と思います。

しかしながら、サラリーマンが払える家賃は決まっていますから、大企業勤務の40歳年収800万円くらいであれば、月20万円が上限に近いでしょう。

企業によっては、住宅補助の制度がありますから、そのような場合には、購入するよりも借りて住んだほうが、更にお得になると思います。 

港区家族は小家族でもない

このように見ていると、2LDKが中心なので、港区には子供一人の小家族が多いのかなとも思いますが、実際に住んでみると、二人、三人兄弟の家族を街なかでよく目にします。

いまどき珍しいから目に止まりやすいということもあるかもしれませんが、小家族ばかりが住んでいるというわけでもなさそうです。

セレブなイメージの強い港区ですが、見た目は練馬に住んでいるお母さんたちとそう変わりはありません。ただ、自宅に行くとすごい邸宅に住んでいた、ということはあるかもしれません。

南青山で児童施設の建築反対運動が起きていますが、麻布地区周辺では報道で見るようなタイプの方に会ったことはないように思います。

子供の通っていた学校は、南青山で高い声を出していたお母さんと、通学区域が同じなのですが、PTAで顔を見せるみなさんは、穏やかな人が多いように思います。

港区は子供の遊び場が少ないと思われがちですが、子供向けの施設は充実しています。その中の一つが南青山の施設だと思いますが、南麻布や高輪にも子供向けの施設があり、子どもたちで遊びに出かけても、職員の方たちがいるので、あまり不安は感じません。

練馬区は空が広く、今住んでいる家は気に入っているのですが、もしもいま練馬で賃貸マンションに住んでいたとしたら、港区白金のマンションに引越したかもな、と思います。

今までは、買うことばかり考えていましたが、借りるのも一つの方法です。港区で部屋を借りるなら、今だなと、調べてみて、そう思いました。

東京港区の公立は東京都のモデル校がズラリ:ひのきの校舎もインターナショナルスクールもある 
東京港区のファミリー向け賃貸なら、麻布、白金、三田、高輪 知っておきたい地域事情
ライフプラン表で考える教育費 三人兄弟の受験事情
created by Rinker
¥380 (2024/03/19 19:18:30時点 Amazon調べ-詳細)