香港

妻と大学生の長男と三人で、香港へ行きました。

香港のパンダホテルイオンが下にあってとても便利

格安ツアーのため、香港中心部から大きく外れた、中環から地下鉄の反対側の終点にある、ツェンワン(荃湾)という街に宿泊しました。今まで香港は十数回訪れていますが、この街は初滞在。

宿泊先は、香港の団体旅行に参加した方なら見たことのある、パンダ印のパンダツアーズが経営するホテルです。ホテルの壁には大きくパンダが描かれています。

地下にはイオンが入っており、飲み物などの必要物資はいつでも購入できます。フードコートもあるので、費用をかけずに食事をすることもできます。また、なにか忘れ物があっても、日本のイオンで買えるものなら、同じようなものが手に入ります。値段もほんの二割増しくらいです。

駅からホテルまでの間に地元の人で列をなす、おいしそうな料理屋さんがいくつもあり、入りたかったのですが、現金の持ち合わせがなかったため、入れず。初日の夜は、ホテルの中にあるレストランでクレジットカードを使って、中華料理を食べました。

ソニー銀行のソニーバンクウォレット(デビットカード)は海外で便利

ソニー銀行の発行する、ソニーバンクウォレットというVISA加盟店で使えるデビットカード(キャッシュカード)を日頃から使っています。このデビットカードの良いところは、世界各国のATMで自分の口座から現金を引き出せることです。

外貨預金も簡単に開設できますし、預けた外貨預金から、現地通貨を引き出して、そのまま旅先で使うこともできます。リタイア後に世界中を旅したいと考えている人には、ピッタリのキャッシュカードです。

空港で現金を引き出す予定でしたが、うまく操作ができず。後ろに列ができてしまいました。途中で諦めたため、現金を持たずに空港を出ることになりました。

エアポートエクスプレスのチケットは空港到着後にスマホで購入。そのまま乗れます

空港から市内までの列車のチケットは、スマホで予約してそのまま決済。旅行代理店の申込画面から購入すれば、空港のカウンターで買うよりも安く購入できます。

割引もあり、使わない手はないと思うのですが、皆さん知らないのでしょうか。空港のチケット売り場には、購入を待つ長い列ができていました。

心配であれば、事前に日本で調べておけば、その方法はわかります。

購入後、完了画面にQRコードが出ますので、それを改札手前のセンサーに当てるだけ。当てなくても改札口がないので乗れますが、降りるときは改札口があるのでスマホ画面を改札機のセンサーにタッチして降ります。

スイカのようなオクトパスカードがあると便利

それでもちょっとした買い物をするためには現金が必要です。現金を引き出さないと、何もできません。

今回は一日券を買うほど、何度も地下鉄やバスに乗る予定がありません。毎回切符を買わなければなりませんが、現金がないと飲み物なども購入することができず、電車にも乗れません。

何度も訪れる場合には、スイカのような仕組みを持つ、オクトパスカードを購入すると便利です。チャージしておけば、スイカと同様に街なかの買い物でも使えます。

前回訪問時に購入したのですが、自宅のカードホルダーの中には見当たらず。引越しのときに捨ててしまったのかもしれません。

今回はまる二日しかなかったということもありますが、いきたい場所が具体的にあるわけでもなく。三人分買うと結構な金額にもなるので、買うほどのこともないかと思い、購入しませんでした。

しかし、後に現金がなくて、街なかのお店で小物などの買い物ができなかったことを考えると、短い滞在期間をフルに活用するためには、あっても良かったかなと思いました。

中国本土は現金が使えないお店も増えていると聞いていますが、香港では、クレジットカードがあれば、まだなんとかなります。ただ、地元の人達が買い物をするような店では、やはり必要になってくるのが現金です。

香港は、どこへ行っても街なかに銀行があり、ATMもあります。操作の説明が英語にはなりますが、世界各国、どこでも操作手順は似ているので、適当にいじっていると、やがて現金が出てきます。

一般的に、空港や街の両替屋さんよりも、ソニー銀行のキャッシュカードで引き出したほうが、交換レートは良いと思います。

日本人観光客がいない香港の免税店

香港といえば、かつて日本人バックパッカーがアジア旅行のハブ空港として使っていた街です。また、日本人団体旅行客の旅先として、常に人気ランキングの上位にいた街です。

しかし今回、その日本人で溢れていた街で、ほとんど日本人を見かけることがなく、少し寂しい気持ちになりました。

街なかの免税店で、土産物を購入しようと思い、入口まで行ってみました。しかし、中国大陸からの団体ツアー参加者らしき人々が大勢いて、弾丸のように繰り出される中国語にもみくちゃにされ、入口付近を少し遠巻きに見ただけでした。とてつもない熱気に圧倒されて、そのまま入口のドアから出てきてしまいました。

実際に香港の免税店で何を買うのかと聞かれても、特になにか買いたいものがあるわけでもありません。昔なら、ウィスキーやタバコなどをおみやげに買って帰ったりもしましたが、輸入ウィスキーはいまや国産ウィスキーよりも安いし、お土産にしても、煙草を吸う人は周囲にほとんどいなくなりました。

高級ブランド品が欲しいという気持ちも今はそれほどありません。内外価格差はほとんどなくなり、日本で買ってもそれほど値段は変わりません。わざわざ外国で買って帰ることもないのかなと思います。

過ぎ去りし日本全盛の時代を思い返し、ただひたすら感傷的な気持ちになることができました。

格安チケットの旅はプライオリティー・パスを入手しよう

空港のラウンジが使えるプライオリティー・パスというものがあります。

会費を支払って入手することもできますが、一部のクレジットカードでは、カード会員になると、無料でプライオリティーパスを得ることができます。

カードの種類によっては、同伴者も無料、割引料金などで使用できる場合もありますので、格安ツアーや格安航空券で出かける方は、一度調べておくと良いと思います。

格安チケットの場合、一般的に不便な時間帯にフライトが予定されています。午前二時のような時間帯に出発する場合には、それまでどこでどうしていようかと悩みます。空港のなにもない待合室で数時間過ごすことを避けたいがために、わざわざ昼間のフライトを予約する人も多いかと思います。

プライオリティー・パスがあれば、専用のラウンジで、食事をしながら待つことができます。シャワーのあるところも多いので、一日中動き回ったあと、飛行機に乗る前にシャワーを浴びることができます。これは大変ありがたい。私はシャワーを浴びられることが一番のメリットと考えています。

大抵の空港は、チェックインを済ませたあとの、待合室付近にあることが一般的です。しかし、香港の空港の場合、チェックインカウンターと同じ外のエリア、つまり、外部の人間でもアプローチできる場所にあります。

もちろん、ラウンジを使用するときには、パスと一緒にパスポートと航空券を見せる必要があります。だれでも使用できるというわけではありません。でも、出国検査場の外にあるので、チェックイン前の数時間をそこで過ごすことができるのです。

今回は、朝ホテルをチェックアウトしたあと、フライトは翌日の午前二時でした。重い荷物は日中ホテルに預けておくにせよ、夕方荷物を取りに行ったあとは、自分で持って移動しなければなりません。

夕方まで、十分動いて疲れた体を引きずり、向かった先は空港でした。

香港の空港には、映画館があります。夜の七時頃についたのですが、まだ出発まで七時間もあります。

そこで映画を見ました。トムクルーズ主演のミッション・インポシブルです。終わっても九時過ぎです。まだ五時間もあります。

そこで、プライオリティ・パスで入れるラウンジへ移動です。私の持っているクレジットカードでは、同伴者が二千円で利用できるので、三人で税込み四千円少々です。

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適当な場所を確保して、順番にシャワーを浴びます。その間、食事を取ります。シャワーも食事もサービスに含まれていますので、追加料金はかかりません。

料理はベトナム料理、中華料理など、エスニック料理から西洋料理まで様々です。全部食べようと思っても食べきれません。アルコールは別料金がかかります。しかし、眠ってしまうと飛行機に乗り遅れるので、コーヒー紅茶で目を覚まします。

二十四時間稼働の空港が増えるなか、夜中のフライトで乗り継ぐケースも増えてくると思います。そんなとき、このプライオリティー・パスがあると、飛行機に乗る前の時間を、有効に使えます。

クレジットカードの年会費が少々高くなるかもしれませんが、空港でシャワーを浴びたり、専用のラウンジで食事をしながら待つことができることを考えれば、十分にもとは取れると思うのでおすすめです。

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