国際電話が1分5円のLine
IP電話ならどこでも安い
今やIP電話を使えば、世界中どこへでも、格安料金で電話をかけることができる。
クアラルンプール滞在中に、マラッカまで出かけようと思ったが、バスとタクシーを乗り継がなければならず、結構めんどうなことがわかった。そこで現地でのツアーに参加することを決めたのだが、出発前に確認の電話を入れる必要があった。
以前なら、ホテルの電話から外線で市内のツアー会社へかけたものだ。しかし、いまではすっかり方法が変わった。自分のスマホから電話すれば良い。
電話すると言っても、日本のキャリアの電話を使うと法外な料金が請求されるので、そもそも使わない。IP電話を利用してかけるのだ。
今まではOCNの050プラスを使っていたがLine outならマレーシアからマレーシアへ1分5円でかけられる。
一度Wi-Fiでネットにつながり、日本のLineのサーバーからアレーシアへかけることになるのか、その仕組みはよくわからないが、かけているのは、国の識別番号をつけた国際電話だ。それでも、国内通話よりも安い。
23区内に住む意味もなくなった
私が子供の頃を過ごした昭和の時代には、東京23区内に住んでいないと、電話料金が高くなるので、絶対に住居は都区内から出ないようにしようと考えていたが、今では、海外にいても、日本国内にいても、通信料金は変わらない。むしろ、何も考えずに大手キャリアを使って電話をしたりすれば、そちらの方が高額な料金となる。
マレーシア国内からマレーシア国内に電話をするときは、1分5円だが、マレーシアから日本へかけるときは、日本国内から日本国内へかけるときと同じ料金で、3分8.5円。だが家族間であれば、実際にはLine同士で話すので無料だ。
通信環境は格段に良くなったが
ネットの世界については、ほとんど日本にいる時と変わらない環境で使えるようになった。本当にありがたい時代だ。
通信の垣根は相当に低くなったが、コミュニケーションの垣根については、残念ながら断絶が深まる一方のようだ。
人と人との関係は、そう簡単ではない。これについては時間がかかるのだろう。それでもいつか自然と解決していたという時代がくることを期待したい。
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