練馬区ベルデ軽井沢のキャンプファイヤー
目次
宿泊施設が充実している練馬区
練馬区は区の施設が充実している。特に宿泊施設がとても良い。
以前住んでいた港区には、ほとんどなかった。
確か二つくらいはあったと思ったが、一泊ひとり1万円以上はしたと思う。
港区民はおそらく区の施設に泊まろうとは思わないのだろう。
区の施設の中でも、特に重きを置かれているような雰囲気はなかった。
港区はその代わりに、図書館、プール、青少年プラザなどが充実している。
区営の施設を見ていると、それぞれの区が力を入れているところが何か、垣間見える。
練馬区は、区民の休日を良くすることに力を入れていることがわかる。
宿泊施設がとても充実している。
部屋にもよるが一泊二食付きで一人五千円程度と安い。
山のリゾートは軽井沢と武石
山の施設は軽井沢と武石にある。
軽井沢といっても、駅で言うと、信濃追分になる。
中軽井沢よりもさらに佐久寄りだ。
練馬区の施設と早稲田大学の施設が仲良く並んでいるのだが、早稲田大学の方は追分セミナーハウスという。
私が学生の頃からあった。
練馬区の施設は、隣にあるが、ベルデ軽井沢だ。
ベルデ追分とはならなかったのだろう。ネーミングは大事だ。
もう一つの施設のある武石の地名を、知っている人は少ないと思うが、場所で言うと美ヶ原高原の直下に当たる。
タケイシではなく、タケシと読む。
松本から登るルートはよく知られているが、その反対側に降りてきたところだ。
美ヶ原から霧ヶ峰へ抜けて行くルートの起点として使えるとても良い場所だ。
海のリゾートは岩井と下田
海の施設は、千葉県の岩井と、静岡県の下田にある。
下田は泊まったことがあるのだが、岩井はよく知らない。
ただ、中学の先輩が長年寮長をしていたので、何度かお会いしたことがあり、そのため身近な印象はある。
でも泊まったことはない。
高原ホテルのような高級感
今回訪れたのはベルデ軽井沢。
とても立派な建物で、施設だけ見ると、高原ホテルのようにしか見えない。
夕食は週末の人数が多い時はバイキング。
人が少ない平日などは、個別にコース料理を運んでくれる。
林間学校
夏休み直前だったせいか、校外学習できている小学校六年生のひと学年と一緒になった。練馬駅の近くの開進〇〇小学校だ。
校外での活動のことを、練馬区では移動教室と呼ぶ。
我が家の子供達も、練馬区の学校へ通っていたことがあったので、移動教室には参加したが、山の移動教室は武石だった。
武石は一般の宿泊棟は、ホテルよりも豪華だが、団体用の宿泊施設は少し質素。
軽井沢は全体のグレードが高いので、団体で泊まる場合は、軽井沢の方が良いと思う。
日曜日の夜、一般の宿泊客は私たち家族だけで、あとは小学校の貸切状態だった。
そのような時は、私たちのような一般客は、小食堂に案内され、団体とは別にゆっくりと食事をとることができる。
キャンプファイヤー
食事の後、小学生のキャンプファイヤーが始まった。
子供の頃に聞いたような曲が流れている。最初は照れてしまって、なかなか輪を作ろうとしない子供達。
でもみんなでぐるぐると火の周りを回っているうちに、あたりも段々と暗くなってくる。
暗くなった広場の中心で赤々と燃える炎はとても心落ち着く。
高原の風が時折離れたところにいる私のところまで、煙と灰を運ぶが、これがまた良い。
オクラホマミキサーなる曲が流れ始めると、子供達の鼓動がドキドキしてくる。
男の子と女の子が順番に手を繋いでステップを踏む。
右、右、左、左と先生がステップを唱える。
心なしかみな無言になる。
ああ、こっちまでドキドキしてくる。
小学生の頃、女の子の近くに行くと、恥ずかしさで胸が熱くなった。
みんな40年くらいしてから、同窓会で懐かしく今日を思い返すのかな。
人生は思い出の蓄積でできている。
キャンプファイヤーの炎が薄くなり始めた頃、遠くの空がぴかりと光った。
ごろごろと雷の音が落ちてきた。
数分遅れて、空から大粒の雨。
こうして今年もここで思い出が作られていく。
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