デビットカードもクレジットカードも使いやすさは変わらない。でも・・・。
大学生の頃からのクレジットカードの愛好家ですが、最近クレカの使用を控えています。
理由はマイレージサービスの魅力が薄れたから。
ポイントでマイルを貯めようとして、せっせと数十年間クレカを使い続けてきました。しかし、最近の格安航空会社の航空券のあまりの安さに、考え直したほうが良いかもしれないと思い始めました。
マイレージサービスを利用すると、ほぼノーマルチケットと同じ条件で使用できるというメリットはあるものの、たいていの場合、決まった日時で決まった日数を使用するだけ。途中で日程の変更など、大学生のとき以来一度もありません。であれば、日にち指定の格安航空券で良いのではないかと思い始めたのです。
代わりに使い始めたのが、デビットカード。ソニー銀行のデビットカード、スルガ銀行のデビットカードなどを使っていますが、口座にある金額しか使えない仕組みです。使いたくない分は、定期預金などにしておけば、使うお金と使わないお金を分けておくことが出来ます。
キャッシュバックという制度があり、使った分の0.5~2%ほどを後で返してくれるのも魅力。クレジットカードと比較すると、返金率はだいたい半分ほどにはなりますが、現金というところが良いところ。マイルで旅をすることが少なければ、毎月現金で返してくれるほうが魅力的です。
一方注意も必要です。
いままでは、クレジットカード会社に使用の履歴が残りました。しかし、デビットカードの場合には、銀行に履歴が残ります。つまり銀行は、デビットカードの使用者の行動履歴、カードの利用状況をすべて知ることができるのです。
どのような店に行き、どのようなところへ出かけているか、全てわかります。
銀行の融資の判断に必要な情報が、自動的に何もしなくても入る仕組みというわけです。今まではクレジットカードで延滞がなかったかどうか、という確認しか出来ませんでしたが、銀行がお金の使用状況を全て把握できるようになるというわけです。
私自身は、大学生の時以来一度も延滞したことはありませんが、クレジットカードというのはつい使いすぎてしまうもの。
デビットカードはどうかというと、口座に入っている金額までしか使えないので、クレカで使ったことを忘れてしまいがちな人には良いかもしれません。でも、使いやすさはクレジットカードと同じ。さっとサイフから出して使えてしまいます。
これが現金払いだと小銭が増えるし、サイフが重くなるからまた今度にしようかなと、買うのをためらうようなときでも、デビットカードだと、すっと支払えてしまうので、クレジットカードと全く使用感が変わりません。
翌月には現金で返してくれる点は魅力的です。50万円くらいの買い物をすれば、1%のキャッシュバックで5000円戻りますので、大変得した気分になります。
デビットカードのキャッシュバック率は、金融機関によってかなり違いますので、発行の際にはよく調べることをお勧めします。